過去にいるキミを守るために・・・

夏輝と玲花は学校帰りに喫茶店で涼んでいた。当時この二人は付き合っていた。
 夏輝はコーラを玲花は紅茶を飲んでいた。二人は夏休みの予定を二人で話していた。
 玲花の家には門限があるため早めに店を出た。
 夏輝は玲花を家に送ってから自宅に向かっていた。そのとき自宅の前に一人の女性がたっていた。だが、夏輝はその姿に見覚えがあった。そう、その女性は十年後の冷夏だった。夏輝はさっき送ったはずの冷夏がそこにいるのが不思議になったので声をかけた。十年後の玲花はその場で未来から来たことを話す。嘘を言っている雰囲気ではなかったので家の中で話すことにした。夏輝の両親は共働きのためいつも夜遅く帰っている。ちょうど今日は両親とも帰ってこない。二人は夏輝の部屋で話した。夏輝は椅子に座って聞き、十年後の玲花がベッドの上で未来から来た理由を話した。その内容は、夏輝を殺した犯人を捜すのと回避すること。
 何者かの手によって夏輝が二〇日に死ぬこと、その後の出来事も。
信じてない夏輝に玲花は、明日起こる出来事を話した。購買でアンパンしか買えなかったが玲花が弁当を少し分けてくれる。それと弁当を作ってもらう約束もした。
~一六日火曜日の昼~
 夏輝はいつも通り購買で特大焼きそばパンを買おうとするが売り切れでアンパンしか買えなかった。この時、脳内で昨日のことを思いでしたが、たまたまだろうと思っていた。屋上で玲花と食べていたら、玲花から弁当を分けてくれた。その後弁当を作ってもらう約束をした。
 夏輝は五限目の授業中に十年後の玲花が本当のことを言っているのなら、と考えた時背筋が凍った。
~放課後~
 夏輝は玲花と一緒に下校した。行きつけの店で玲花は夏輝に相談した。内容は、バイトが終わって、帰っている時に誰かが後をつけていて怖い。おびえた声で相談してきた。それで夏輝はバイトが終わったら迎えに行く約束をした。
~夏輝部屋~
夏輝はすぐに部屋に向かった。なぜなら今日の出来事をすでに知っていた人物がそこにいたからだ。その人物こそが十年後の玲花だ。玲花は夏輝の部屋でお菓子を食べながら待っていた。夏輝は信じてなかったことを謝る。次に本題に入った。玲花がストーカーにあっていることを聞いた。十年後の玲花はあっていたことを話す。玲花はストーカーにあっていたが、夏輝には話さなかったことを言う。そこで二人は着実に違う道に進んでいることに喜ぶ。
~一七日水曜日の朝~
 夏輝と玲花は二人で登校していると夏輝の背中を叩かれた。夏輝は痛みをこらえながら後ろを振り向くとそこには、後藤有幸がいた。
 有幸は先週の月曜から部活の合同練習で公欠していた。一昨日と昨日は顧問の計らいで休み(公欠)してもらっていた。ちなみにサッカー部に所属している。
 こうして三人で登校するのはさしぶりなので和気あいあいとした空気で学校に向かった。
 三人は教室も同じのためいつも一緒だ。
~放課後~
 有幸は部活のため放課後は夏輝と玲花の二人で過ごすことが多い。そのため必然的に喫茶店に足がおもむく。
 二人はいつもの席でいつもものを頼んでいるため店員に顔を覚えられている。
 玲花は今日バイトがあるため早めに解散した。終わったら連絡することにした。その間夏輝は一回家に戻って十年後の玲花と話すことにした。
~夏輝部屋~
 夏輝は自分の部屋で玲花と話した。残り七日しかないなか二人は回避する方法を模索した。まずは犯人の特定から始めた。夏輝に恨みがあるものを捜したが本人は心当たりがないため捜すのに時間がかかった。あきらめて次の方法を捜していた時、この時代の玲花からバイトが終わった連絡が来た。
~玲花のバイト先~
 夏輝は玲花が働いている店に着いたことを連絡した。少し待っていたら店の裏から玲花が出てきた。
玲花はお待たせと言いながら手を振ってきた。夏輝も手を挙げて答えた。夏輝はスマホをミラーにして後ろをうかがっていた。やはり後ろにはストーカーがいた。ストーカーから遠ざけるために夏輝は玲花に走ること言ってから走り出した。
 その行動がストーカーには聞いたらしくすぐに撒けた。
 その後無事に玲花の家に着いた二人。また明日合う約束をして別れた。
~一八日木曜日の放課後~
 その日はたまたま有幸の部活が休みなので、三人で喫茶店にいた。
 進路の話になって三人とも進学だが、それぞれ違う大学を選んだ。有幸はサッカーを続けたいから体育大学を志望した。玲花は機械をいじるのが好きなのでそっち関係の大学を志望している。そんな二人に比べて夏輝は大学に進学したいが何の大学に行くかはまだ決めていない。
 玲花の門限が近づいていたので有幸とは店で解散した。
 今日はバイトがないため家まで送った後、玲花は心配した顔で夏輝に向けていた。その顔を見た夏輝は玲花の頭を優しくたたいてから、にこりと笑って「俺はどこにもいかないから、安心しろ」(言ってみたい原作者)と言って玲花を安心させた。
~夏輝の部屋~
 夏輝が家に帰ってくると十年後の玲花は心配した顔で待っていた。そこで二人は喧嘩してしまう。死が近づいてくる夏輝は冷静に対して時間がない玲花の衝突が起きるが二人の気持ちが爆発したおかげで二人の絆は深まった。玲花が思いだしたかのように犯人の手がかりを話す。犯人の左手に火傷の痕があること。
~一九日金曜日~
 夏輝が死ぬまで残り一日になった。夏輝は死ぬことを恐れていないわけがない。誰だって死ぬことは恐ろしい、しかも知ってしまったわけだからなおさら足がすくんでしまうが、夏輝はクラスメイトや教師、親友の有幸、大切な彼女の玲花の前を心配させないために自分の気持ちを殺していた。だがそれよりも明日しか、ないないことに十年後の玲花は焦っていた。
~授業中~
 夏輝は窓から空を眺めていた。何かが頭の中に十年後の玲花が話していた手がかりのことを思い出していた。そして身近に左手に火傷の痕があるものを探っていると犯人が分かってしまった。授業の担当の先生から心配されたが大丈夫だと答える。
~放課後~
 玲花と喫茶店で過ごしていた。さっきのことが心配でずっと様子をうかがっていた。夏輝は玲花が心配させないように大丈夫の一点張り。
 門限が近づいてきたので夏輝はいつも通りに玲花を送って家に帰宅した。明日バイトあるからということで玲花のバイト終わりに会う約束をした。
~夏輝の部屋~
 帰宅後、すぐに十年後の玲花に犯人のことを話した。彼女も驚きは隠せなかった。さらに夏輝の推測を玲花に話す。
~二〇日土曜日の夜~
 夏輝のラインに一件のメッセージが届いた。玲花のバイトが終わった連絡だった。そのメッセージをみた夏輝は、すぐに玲花のバイト先に向かった。
 店の入り口には玲花がいた。玲花は安心した顔で夏輝に近づいた。二人は玲花の家に向かった。夏輝はその途中で公園に寄った。後ろを振り向いて有幸の名前を出した。すると公園の入り口からあり有幸が出てきた。その有幸はポケットからナイフを取り出して夏輝に対する嫉妬を語った。気持ちが高まってナイフを夏輝向けて走り出した。夏輝はとっさに玲花を後ろにした。ある人影が夏輝の前に出てそれを守った。その人影は十年後の玲花だった。十年後に玲花はそのまま倒れた。夏輝を殺せなかったのが悔しかったせいか有幸はもう一回仕掛けたが、夏輝からの腹パンをくらって倒れる。その間に夏輝は十年後の玲花のもとに現在の玲花は警察に電話した。十年後の玲花は光の泡になっていった。二人は最後に未来で会う約束をした。十年後の玲花を見送った夏輝は有幸の方を振り向いたとき、腹にナイフが刺された。笑っている有幸を目の前にして夏輝は気絶する。そこに警察がきて有幸は警察に捕まって事件は解決したが夏輝は病院に運ばれたが意識渋滞で入院した。
~十年後~
 玲花は病室で目覚めた。時間帯を確認すると元の世界に戻っていた。ドアが開いた。開いた先には夏輝がいた。「おかえり」「ただいま」