株式会社PurmoeDesignLab
2Dモーションデザイナー
楠七津芽さん
卒業生インタビュー
2018年に宮城県仙台市で発足した、平均年齢28歳の若きクリエイティブスタジオです。「青く美しい山」を意味する名の通り、 2Dグラフィックと2Dアニメーション制作を中心に展開しています。
SpineやLive2Dを用いた演出に多数の実績を持ち、キャラクターデザインからUIデザイン、アニメーションまで全工程をワンストップで受託できる強みがあります。高い表現力と若い感性を活かし、ハイクオリティな作品を創出しています。
学べる環境を、使い尽くそう!遠慮しない、その一歩が成長になる。
- 当校広報担当:
- 「学生のうちにもっとやっておけばよかった」と感じることはありますか?
- 楠さん:
- たくさんありますけど…。先生方にもっと積極的にアドバイスをもらえばよかったです。あと学校の設備をもっと活用すればよかったなと思います。
- 当校広報担当:
- 具体的にはどんな内容ですか?
- 楠さん:
- プロのクリエイターである先生方に直接添削やアドバイスをいただける機会は貴重なので、授業課題だけでなく、趣味として描いた作品ももっと積極的に見てもらっていれば、もっと多くのことを吸収できたのではないかと今になって感じています…。
- 当校広報担当:
- なるほど。自身もプロになったからこそ感じることですよね。学校の設備をもっと活用すればよかったなと思う点はどんなところですか?
- 楠さん:
- 学生の頃はiPadで制作することが多かったのですが、実際に就職してみると、仕事ではPCを使う場面がほとんどでした。なので、学生のうちから学校の設備を使ってPCでの制作にも慣れておけば、入社後ももっとスムーズに仕事へ入れたと思います。
競い合い、認め合う。一人じゃないから、もっと成長できる。
- 当校広報担当:
- 学生には学校の設備もぜひ使い倒していただきたいですね。クラスメイトとの思い出や “切磋琢磨した瞬間”はありますか?
- 楠さん:
- 卒業制作などの大きな課題では、みんなでそれぞれの作品を見せ合って意見を交換することがよくありました。もちろん「負けたくない!」という気持ちはありましたが、それ以上に、お互いの良いところを素直に褒め合える良い雰囲気があって、すごく居心地のいいクラスだったと思います!
- 当校広報担当:
- 競い合いながらも認め合えるライバルがいたということは楠さんにとって制作を続ける上で大きな支えだったんですね。他にも思い出深い出来事はありますか?
- 楠さん:
- 学園祭や八木山動物公園でのスケッチです!普段の教室で受ける授業以外でもたくさんのイベントもありましたね。そうしたイベントのおかげで、普段あまり話すことのなかった人とも仲を深めることができたのも良い思い出ですね。作品づくりだけでなく、人とのつながりも含めて、多くの刺激をもらえた学生生活だったと感じています。
- 当校広報担当:
- イベント何かを通して、絵の技術以外の刺激もたくさんもらえた学生時代だったんですね。
『できること』を、自分らしく伝える。強みを伝えることも、作品づくり。
- 当校広報担当:
- 就活の際、面接やポートフォリオ作りで意識した“自分らしさ”とは何ですか?
- 楠さん:
- 私はコミックイラスト科出身だったのですが、普段授業では習わないLive2D(2Dイラストを動かすソフト)を独学で勉強していたので、その経験を活かせるようなポートフォリオにしたいと思っていました。そこで、Live2D作品を実際に見てもらえるように、ポートフォリオ用のWebサイトを作りました!シンプルなサイトではありましたが、YouTubeで動画を見られるようにリンクを付けたり、先生方にアドバイスをいただきながら、色々と工夫をしましたね。
- 当校広報担当:
- 学校で習った知識だけでなく、自分自身でも知識を身につけていたんですね。でもどうしてその作品をポートフォリオに入れようと思ったんですか?
- 楠さん:
-
当時はPDF形式のポートフォリオが多かったので、実際に動く作品を見てもらえることは、自分らしさを伝える一つの強みになるのではないか、と思ったからです。
「自分ができることを、どうすれば相手に伝わりやすいか」。そのことを意識しながらポートフォリオを作っていたことが、他の人との差別化になったと思っています。 - 当校広報担当:
- 他の人と差別化を図る為にポートフォリオを工夫することも就活では非常に大事な要素なんですね!
仕事は、学びの連続。「求められるものを描く」それがプロ。
- 当校広報担当:
- 入社して「プロってこういうことか・・・!」と感じた瞬間があれば教えてください。
- 楠さん:
- 学生時代は課題でテーマが決まっていても、自分の描きたいものや好きなモチーフを取り入れながら制作することができました。でも、仕事となるとそうはいきません…。 ゲームをプレイしているユーザーの方が求めているものを制作することが一番大切なので、そこが「プロってこういうことなんだ」と一番感じましたね…。 ソシャゲやアクションゲームなど、色んななタイトルを担当するので、自分の好き嫌いや得意・不得意に関係なく制作します。大変だとなと感じることもありますが、その分、自分の力になっていると感じています!
- 当校広報担当:
- なるほど。クライアントやユーザーの要望に応えてこその仕事ですもんね。
使えると、使いこなせるは違う。使いこなしてこそ、本当の力。
- 当校広報担当:
- 学生時代と比べて、一番成長したと思うポイントはどこですか?
- 楠さん:
- 一番成長したと感じるのは、ツールを使いこなす力です。学生時代は主に「CLIP STUDIO PAINT(イラスト制作ソフト)」と「Photoshop(画像編集ソフト)」を使っていて、2年間学んできたこともあり、「ある程度は使いこなせる」と思っていました(笑)でも、実際の仕事では、まだまだ知らないことがたくさんあると実感しました…。
- 当校広報担当:
- プロの立場に立ったからこそ見えてきたものがあったんですね。
- 楠さん:
- そうなんです。仕事の中で、より効率の良い作業の進め方や、きれいに仕上げるためのコツなど、本当に多くのことを学ぶことができました。同じツールでも、仕事で使うようになって初めて身につく技術がたくさんあったと感じています。現在仕事でも使っているSpine(2Dイラストを動かすソフト)や Unity(2D・3DCG制作ソフト)は、学生時代には触れたことがなかったツールなので、新しいツールを一から学び、仕事で使えるようになったことも、自分の大きな成長した点ですね。
- 当校広報担当:
- プロになったとしても、日々勉強ですよね…!
ユーザーの笑顔が、最高の評価。キャラクターを、もっと魅力的に。
- 当校広報担当:
- ちなみに、今の仕事の「一番楽しい瞬間」はどんな時ですか?
- 楠さん:
- 自分が担当したキャラクターや映像がゲームの中に実装された瞬間ですね!実際に世に出ると、たくさんユーザーの方が遊んでくださって、SNSなどでもいろいろな感想を見ることができます。「このキャラクターの動きがかっこいい!」「この演出がかわいい!」といった反応を見かけると、本当にこの仕事をやっていてよかったなと感じます…。そうした声をいただけることが、一番のやりがいですね。だからこそ、モーションを作る時は、ただ動かすだけではなく、そのキャラクターがより魅力的に見えるように、「どんな動きをしたら、そのキャラクターらしさが伝わるか」を意識しながら制作するようにしています。
- 当校広報担当:
- ユーザーの反応を直接感じられることが一番のやりがいですよね。
経験が、あなたの武器になる。やってみることから始めよう。
- 当校広報担当:
- それでは最後に、プロになった今だからこそ伝えたい「高校生のうちにやっておくと良いこと」と、同じ業界を目指す高校生に一言メッセージをお願いします!
- 楠さん:
-
絵を描くことはもちろんですが、それ以外にも色々なものづくりに挑戦してみるといいと思います!
例えば、ゲームを作ってみたり、3Dモデリングに触れてみたり。実際にデザイナーとして仕事をするようになると、その知識や経験が作品づくりに活きてくる場面がたくさんあります。私自身も、学生時代に学んでいたこととは少し違う内容の仕事を今しています。だからこそ、「これは関係ないかな」と決めつけずに、興味を持ったことにはぜひ挑戦してみてほしいですね。目標に向かって努力を続けるのは簡単なことではありませんが、その経験は必ず自分の力になります。同じ業界を目指す皆さん、一緒に頑張りましょう! - 当校広報担当:
- 興味を持ったことに挑戦しておくことが、将来の仕事の幅にもつながっていくんですね。本日は貴重なお話をありがとうございました!
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